中高一貫校から大学受験の準備はいつから?東大卒精神科医の理論から見えてきたこと

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中高一貫校の大学受験アイキャッチ

「中高一貫校に入学したんだから、しばらくのんびりできるかな」

そう思っていた時期がありました。

うちの次女は現在中学3年生、県立中高一貫校に在籍しています。高校受験がないぶん早めに大学受験準備ができると思っていましたが、いざ動き出すと準備すべきことが山積みだと気づきました。

この記事では、フルタイムで働きながら娘の大学受験を考えているちょこママの視点で、中高一貫校だからこそやっておくべきことと、いつから始めればいいかをまとめます。

さらに、数多くの受験本を書いてきた東大卒精神科医・和田秀樹先生の理論も参考に、効果的な準備法を考えてみます。

ちょこママ

私と娘たちが逆転合格できたのは、和田先生の著書のおかげです

目次

「合否を分けるのは地頭ではなく勉強法」──和田秀樹先生の主張

受験評論家・和田秀樹先生(東大医学部卒・精神科医)は、著書「受験は要領」で一躍注目を集めました。その一貫したメッセージは——

「頭の良し悪しではなく、勉強のやり方が合否を決める」

和田先生自身、名門・灘高に入学しながら中学2年でクラス120位まで成績が落ちた経験があります。そこから高校2年で勉強法を根本から変え、東大理科III類(医学部)に現役合格を果たしました。

この体験が、先生の「地頭ではなく方法論が成否を決める」という主張の根拠になっています。

「うちの子は頭が悪いから無理」ではなく、「正しい方法を知れば伸びる」——そういう視点で受験準備を考えることが大切だと改めて感じています。

中高一貫校の「強み」と「落とし穴」

中高一貫校の大学受験における「強み(メリット)」と「落とし穴(デメリット)」をざっとまとめてみました。

【中高一貫校の強み】

強み詳細
高校受験がない高2〜3相当の期間を大学受験準備に使える
先取り学習中3〜高1で高校内容を先取りするカリキュラムが多い
学習環境受験意識の高い生徒が集まりやすい

和田先生も、中高一貫校の「中学を1年で終わらせ高校内容に4年かけられる」構造を大きな強みと指摘しています。

一方で、こんな落とし穴もあります。

【中高一貫校の落とし穴】

  • 中だるみ:高校受験がない安心感から、中3頃に勉強量が落ちる子が多い
  • 部活・行事が盛ん:充実した学校生活の反面、勉強時間が削られやすい
  • 高校受験を経験していないから、受験のプレッシャーに戸惑う子もいる

「中高一貫だから安心」ではなく、「だからこそ早めに動く」姿勢が重要です。

大学受験の準備、いつから始めればいい?

和田先生は著書「高2からの受験術」の中で、「高校2年生から本格スタートすれば難関大にも現役合格できる」と述べています。中高一貫校の場合、それより早く動けるのが大きなアドバンテージです。

時期やること
中学1〜2年定期テスト対策・英語の基礎固め・勉強習慣づくり
中学3年英語強化・数学の解法パターンを覚え始める・理系/文系の方向性を考える
高校1年基礎の完成・苦手科目をつぶす・受験戦略を立てる
高校2年本格的な受験勉強・模試を定期的に受ける
高校3年過去問・弱点補強・追い込み

高校受験がない分、一般の高校生より早くスタートできるのが中高一貫の最大の強み。それを活かすには中学のうちから意識を持っておくことが大切です。

中学3年生のうちにやっておきたいこと4つ

学歴社会では最後はどこの大学に合格したかです。いい中学、いい高校に入るのはただの経過です。

中高一貫校に通っているなら、目指す大学を決めて、焦らず着実に合格につながる勉強をするということを常に念頭におくことが大切です。

①英語を最優先で固める

大学受験で英語の得意・不得意は合否に直結します。和田先生は英語学習について「単語単体より英短文ごと暗記する方が、単語・文法・語法を同時に身につけられて効率的」と述べています。

  • 中学英語の単語・文法を完璧に
  • 毎日10〜15分、英語に触れる習慣
  • 短い英文をそのまま覚える練習

②数学:「解き方のパターン」を覚え始める

和田先生の著書「数学は暗記だ!」が示す通り、数学は「自力で考え込む」より「解法パターンをまず覚えてしまう」方が効率的です。

  • 解けなかった問題は答えを見て「解き方の型」を覚える
  • 同じ問題を繰り返して、解法が反射的に出てくるまで定着させる
  • 計算ミスが多い場合は、5〜10分の計算ドリルを毎日継続

習得すべき解法パターンの目安は文系500〜600、理系700〜800(和田先生)。中3のうちから「型を覚える」意識で取り組むと、高校数学への移行がスムーズになります。

③「理系か文系か」をなんとなく考え始める

まだ具体的な志望校を決める必要はありません。ただ「何を学びたいか」を漠然とでもイメージしておくと、高校での科目選択に迷わなくなります。

④定期テストで「勉強の習慣」を作る

和田先生は「勉強は歯磨きと同じ。習慣化すれば苦痛がなくなる」と言います。高校受験がないからこそ、定期テストを「習慣づくりの場」として活用しましょう。目標は高得点より「テスト前に計画を立てて、コツコツできる自分を作ること」。この習慣が大学受験本番で必ず生きてきます。

和田先生が教える「科目別の効果的な勉強法」

和田秀樹先生はたくさんの著書があります。

図書館でも、古本でもいいので何か一冊読んでみると全体がわかります。

数学:解き方のパターンを暗記する

「問題を自力で考え込むより、解法パターンをまず覚えてしまう方が効率的」というのが和田式の考え方。習得すべき解法パターンの目安は、文系で500〜600、理系で700〜800とされています。

英語:短文ごとまるごと暗記

単語帳で1語1語覚えるより、例文・短文ごとまるごと暗記する方が文脈ごと頭に入り、実戦でも使いやすくなります。

復習のタイミング:3段階で記憶に定着させる

和田先生は「エビングハウスの忘却曲線」を根拠に、復習は①翌日 ②1週間後 ③月末の3段階で行うことで、長期記憶に残りやすくなると述べています。

フルタイムワーママが実践していること

私はフルタイムで働きながら次女のサポートをしています。

勉強を教えることはできないので、環境と情報を整えることに集中しています。

和田先生は「親がすべき最重要のことは、子どもに劣等感を植え付けないこと」と言います(著書「親のための受験の教科書」より)。

成績が悪くても「頭が悪いから」ではなく「やり方の問題」という視点で子どもに接することが、長期的な学力アップにつながるとのことです。

  • テスト前のスケジュール確認:2週間前から一緒に計画を立てる
  • 教材選び:娘に合う通信教育・オンライン教材を探して試す
  • 成績を責めない:「やり方を変えれば伸びる」という言葉をかける

通信教育・オンライン教材の活用

フルタイムママだと、塾の送迎も難しいですし、自分のペースでできるオンライン授業やタブレット学習も検討してみてもいいです。

あくまでもお子さんに合うのものを選ぶのが原則です。

参考までに、ちょこママ親子が使っている(使っていた)サービスでよいものを紹介します。

教材・サービス特徴向いている子
スマイルゼミタブレット・苦手分析あり自分のペースで進めたい子
進研ゼミ(中高一貫コース)学校進度に合ったカリキュラムテストも受験も両立したい子
トウコベ東大生のオンライン個別指導苦手科目を集中してつぶしたい子

スマイルゼミVS進研ゼミのレビュー

トウコベのレビュー

まとめ

  • 中高一貫校の強みは「先手を打てること」。中だるみに注意
  • 和田先生いわく「合否は地頭でなく勉強法が決める」
  • 本格的な受験勉強は高校2年だが、準備の黄金期は中3〜高1
  • 数学は解法パターンの暗記、英語は短文丸ごと暗記が効率的
  • 復習は翌日・1週間後・月末の3段階で定着
  • 親は「劣等感を植え付けない」ことが最大のサポート

「正しい方法を知っているかどうか」が地頭の差より大きく合否に影響する。(和田秀樹先生の考え方より)

よくある質問

Q. 中高一貫校は大学受験に有利ですか?

使い方次第です。和田先生も「中高一貫の6年間のアドバンテージを活かせるかは本人と親の意識による」と述べています。高校受験がない分、早く動き出せるのは確かに有利です。

Q. 塾なしで大学受験を目指せますか?

目指せます。実際に塾にいかず難関大学に合格している生徒さんの話は調べたらたくさんでてきます。

和田先生自身も「大手予備校のカリキュラムは個人の弱点に対応していない」と指摘しており、志望校に特化した対策の方が効果的な場合もあります。通信教育・オンライン個別指導を上手に活用しましょう。

また、お子さんの性格も考えて、塾に行くかどうかも決めてもいいと思います。例えば、負けず嫌いで競争が好きな子は集団塾がいいかもしれませんし、逆に周りの状況がノイズになって、やる気がなくなるとか振り回されているなら個別指導がよかったりします。

自分でコツコツ勉強できる子は塾にいかなくてよいですが、合格に近づく勉強をしているのか、方向性はあっているのか、時折、学校の先生や親御さんが確認してアドバイスできる環境を整えるのがよいでしょう。

Q. 中3で英語や数学が苦手です。どうすればいい?

英語と数学は積み重ねの教科なので、どこでつまずいているか把握する必要があります。学年に関係なくつまずいているところから始めましょう。

例えば、分数でつまずいているなら、小学3年生からとか。

薄い問題集を買って、学校の勉強とは別にやっていきましょう。

⚠️ この記事はちょこママの実体験と、和田秀樹先生の著書・インタビューをもとにした情報をまとめています。

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