「高専に行きたい」と娘が言い出したとき、正直不安でした。
地方の模試ではE判定(最高でもC判定)。ナレッジスターの高専専用の模試でも最高B判定。周りからは「難しいんじゃない?」という声もありました。
恥ずかしいけど、今成績が悪くて落ち込んでいる人の励みになればと思い公表します。
実際の模試の結果の画像↓

3年7回は中3の10月です。この模試は公立高校入試用の記述式の模試で、高専マーク式試験と異なりますが、結局最高は3年3回のC判定でした。
塾の先生曰く、これまで高専に合格した生徒さんは、この模試でもちゃんとA、B判定を取っていたそうです。
それでも娘は合格しました。しかも開示請求したらAランク(合格者上位25%以内)での上位合格。社会は満点でした。
高専入試の結果↓
| 科目 | 理科 | 英語 | 数学 | 国語 | 社会 | 合計 |
| 得点(素点) | 89 | 64 | 65 | 92 | 100 | 410 |
7割350点くらいとれば合格です。8割以上取れました。
ねこちゃんE判定でもあきらめないで!
この記事では、E判定から高専に上位合格した娘が実践した勉強法を、時系列ですべて公開します。
すべての子に当てはまる方法ではありませんが、ひとつの成功パターンとして参考にしていただければ嬉しいです。
高専受験の特徴をまず知っておこう
高専受験が普通の高校受験と大きく違う点が3つあります。
| 項目 | 高専受験 | 一般高校受験 |
|---|---|---|
| 問題形式 | マークシート式(国語・英語・数学・理科・社会) | 記述式が多い |
| 難易度 | 難しい(特に数学・理科) | 学校によって異なる |
| 専用の塾 | ほぼない | 多数ある |
| 情報量 | 少ない | 豊富 |
特に「専用の塾がほぼない」「情報が少ない」点が高専受験の難しさです。だからこそ自分で情報を集め、戦略を立てることが重要になります。
中1〜中2:高専受験の土台を作った時期
高専のYouTubeがきっかけだった
娘が高専に興味を持ったのは、YouTubeで高専生の動画を見たことがきっかけでした。
高専(高等専門学校)は、5年制で、卒業後、就職率もよいし、大学3年次に編入もできるので、医科歯科大以外の理系に行くのなら良い選択と思いました。
また、高専のほとんどが国立、大学編入も国立大に進学する学生さんがほとんどなので、学費についても親にとってありがたいです。
大学受験をしなくていいのも魅力でしたので、本人の学力はさておき、よい選択だなと思いました。
最初にやること:高専の学校説明会・学園祭に足を運んだ
まず親子で学校説明会と学園祭に参加しました。在校生3人に「受験勉強どうやりましたか?」と聞いたところ、全員が——
「過去問をしっかりやりました」
これが娘の受験戦略の核になりました。
また、学校に実際に足を運んで「本当に行きたいか」を確かめ、受験勉強のイメージを持つことはとても大切です。
また、学校説明会と学園祭に実際に行って、実際の雰囲気をみて、娘もより高専を希望するようになりました。



思っていたのと違う・・・とならないために、学校に行くことは大切です
高専専用の塾を探した
高専専用の塾はほとんどありません。
ネットで調べると「ナレッジスター」はオンラインで受けられます。
たまたまうちは隣町(遠い)に、高専合格実績のある高専出身の先生がいる個人塾を見つけることができました。
その先生に相談したところ、「遠方なので、中1〜2のうちは来なくていい。中2の春休みになってもまだ高専に行きたいなら来てください」とのことで、中2の春休みから通い始めました。
この時期に高専受験をする場合、中3からスムーズに受験モードに入る準備を整えました。
中3〜入試直前:教科別の勉強法
まず前提として、
中1から中2まで:①学校と②週一回のオンライン個別指導トウコベを受講
中2の春休みから受験まで:①学校、②週一回のオンライン個別指導トウコベ、③夏休みと冬休みのみ個人塾
に通い受験対策をしていました。
年間スケジュール
| 時期 | 重点教科 | やること |
|---|---|---|
| 1学期 | 英語・数学メイン | 内申点アップ・基礎固め |
| 夏休み | 全教科 | 宿題+過去問2年分 |
| 2学期〜直前 | 理科・社会(英数も継続) | 過去問7年分完了・滑り止め校の過去問も |
中高一貫校で本来は高校受験がなかったため、実力を測るために外部模試を年間契約して定期的に受けました。
模試は受けたら必ずやり直すことを徹底しました。
数学:計算力アップ+最高水準問題集
模試で気づいたのが計算力の不足。そこで「5〜10分間計算ドリル」を毎日続けることにしました。
また、苦手な分野は薄い問題集を使って毎日5分でもいいから継続するようにしました。少ない量でも毎日続けることで、じわじわと力がついていきます。
直前期の作戦は「過去問の大問1を繰り返す」こと。確実に取れる問題で点を稼ぐ戦略です。
📚 使用教材:最高水準問題集・10分間計算ドリル・過去問
英語:単語を毎日コツコツ+直前は音読でスピードアップ
英語で課題だったのは単語力。学校で使っている英単語集を毎日コツコツ続けました。
直前期は「過去問の英文をとにかく速く音読する」トレーニングをしました。読解のスピードを上げることで、マークシート式の英語問題を時間内に解き切れるようになりました。



英文の音読はトウコベの先生に言われてやったよ
📚 使用教材:学校使用の英単語帳・長文読解の問題集・過去問
国語:マークシート専用の解き方をトウコベで習う
高専の国語はすべてマークシート式。記述式の解き方とは根本的に違うアプローチが必要です。
そこで活用したのがオンライン個別指導のトウコベ。東大生の先生に過去問を見てもらい、マーク式特有の解き方をしっかりレクチャーしてもらいました。国語だけでなく、わからないところは全教科相談できたのも助かりました。
📚 使用教材:学校の宿題・過去問(トウコベの先生と一緒に解説)
理科・社会:問題集を3〜4回繰り返す+FdData活用
理科・社会の基本は学校で使っている新中学問題集を3〜4回繰り返すこと。1回解いて終わりではなく、繰り返すことで知識が本当に定着します。わからない箇所は教科書や参考書で確認しながら、知識を紐づけていきました。
さらに活用したのが「FdData高校入試」。購入しなくてもダウンロードして使えるので、娘はタブレットで活用していました(印刷したい場合は製本版の購入が必要)。
📚 使用教材:新中学問題集・過去問・FdData高校入試



FdDataと検索してもでてきます
塾・サポートの使い方
| サポート | 頻度 |
|---|---|
| 個人塾(高専専門) | 夏期・冬期講習のみ |
| トウコベ(オンライン個別) | 週1回 |
| 外部模試・ナレッジスター模試 | 定期的 |
個人塾では、一般の塾と違って授業を聴くスタイルではなく、学校の勉強の進み具合と個別の学力をみて、テキストを配られ、それを基本的には自習し、理解力を先生がチャックするというスタイルでした。
計算力の指摘や「Fddeta高校入試」をやるようにその塾に教えてもらいました。
また、滑り止めの高校を選ぶ際にも地元の塾の先生に安心して相談にのってもらうことができました。
トウコベの先生は教え方が上手なので、過去問の攻略や国語のマーク式試験の解き方、数学の解き方、英語の長文読解など幅広く教えてもらっていました。
娘いわく、学校や塾の先生と違う切り口で教えてくれるそうで、理解が深まるとのことでした。
毎日の「勉強ログ」が試験直前のメンタルを救った
娘は毎日、その日にやった勉強を記録していました。
例)
・最高水準問題集 P35〜37
・10分計算ドリル
・FdData 地理
「これだけやってきた」という積み重ねが見える形で残るので、プレッシャーを感じたときに見返すと落ち着けた。直前期のメンタル安定に思いのほか効果がありました。
親(フルタイムワーママ)がやったこと
勉強は一切教えていません。環境を整えることに集中しました。
- 説明会・学園祭へ一緒に行く(在校生に勉強法を聞くのが目的でもあった)
- 高専受験に対応できる塾の情報収集と申込み
- 外部模試の申込みと送り迎え
- ナレッジスター模試の申込みと印刷
- 受験前日のホテル予約(前泊で当日に備える)
- 滑り止めの高校の受験準備と相談
フルタイムで働きながらでも、子供の自立した学習を支えることはできます。「手を出しすぎない」のもひとつの関わり方です。
まとめ
- 早い段階で在校生から「過去問が大事」と聞いた
- 高専専門の塾・トウコベで正しい解き方を学んだ
- 問題集を3〜4回繰り返して知識を定着
- 毎日の勉強ログでメンタル安定
- 模試を受けるたびに必ずやり直した
「正しい方法を知って、愚直に繰り返したから」
E判定でも合格できた理由は、地頭でも才能でもありません。情報を集め、正しい方法で繰り返した。それだけです。
よくある質問
Q. 高専受験に塾は必要ですか?
A. 受験は情報が大切なので、中2の春休みごろからは、高専専用の塾でなくとも、塾に行ったほうがよいと個人的には思います。また、模試や高専専用の模試を受けて、客観的に自分の現状を把握する必要があります。
Q. 過去問はいつから始めればいい?
A. 夏休みから2年分(3,4年前のもの)で出題傾向をつかみ、2学期以降に7年分を仕上げました。遅くとも夏休みには始めることをおすすめします。前年の過去問は12月くらいに解きました。本番の試験のように個室で時間を測って行いました。
Q. 中高一貫校から高専受験はできますか?
A. 学校によります。うちの場合は、学校に丁寧に事情を説明して特別に受験を認めてもらいました。普通高校ではなく、高専だったので認めてもらえました。諦める前にまず学校に相談してみることをおすすめします。
⚠️ この記事は娘の体験をもとにしています。高専や個人によって最適な方法は異なります。参考のひとつとしてご活用ください。











